中村輿次兵衛(その1)【スゴイ人】

中村輿次兵衛(その1)【あんな人・こんな人・スゴイ人】

“世界かんがい施設遺産”がある。
世界で65ヶ所、そのうち日本では35ヶ所が認定・登録されているが、大阪府下では、狭山池(大阪狭山市)と久米田池(岸和田市)、そして平成30年(2018)、大和川分水築留掛かり(やまとがわ ぶんすい つきどめ かかり)(柏原市・八尾市・東大阪市)が追加認定された。また近隣では、昨年認定された小田井用水路(橋本市・かつらぎ町・紀の川市・岩出市)がある。
この“世界かんがい施設遺産”は、「かんがいの歴史・発展を明らかにし、理解醸成を図るとともに、かんがい施設の適切な保全に資することを目的として、建設から100年以上経過し、かんがい農業の発展に貢献したもの、卓越した技術により建設されたもの等、歴史的・技術的・社会的価値のあるかんがい施設を登録・表彰するために、2014年に創設され、国際かんがい排水委員会(ICID)により認定・登録される遺産」である。

もし河内長野の“寺ヶ池(てらがいけ)とその井路(導水路)”が“世界かんがい施設遺産”に認定されれば、中村輿次兵衛勝直(なかむら よじべえ かつなお)は、“世界遺産を造った男”と呼ばれ、またそう呼べる日が来ることを願いたいものである。
なお、ここで言う“井路”とは、川から田畑に水を送る“かんがい用水路”のこと指している。
そして将来、このかんがい施設遺産を散策する“日本100かんがい施設遺産”ウォークが計画された時は、多くの人たちの参加を期待したい。そうすれば、この“寺ヶ池とその井路”は、河内長野にとってこの上ない観光資源となるであろう。
日本中から、いや世界中から河内長野を訪れ、この井路を散策し“先人の努力と工夫・知恵の足跡”を見てほしい。そして世界遺産を肌で感じてほしいものである。
しかしながら、残念なことに未だに“寺ヶ池とその井路“は、未認定・未登録であるが・・・。
勿論”国の史跡“にもなっていない。

奥河内の閑適庵隠居 横山 豊