浜口梧陵(その3)『稲むらの火(続編)』  【関白のつぶやき】

『村の防波堤』は、浜口梧陵のことをもっと知りたくて広川町の教育委員会にお願いし、貴重な資料を送っていただいた御礼に筆者が書き上げ同委員会に平成17年3月お送りしたものである。
ここにその時の礼状を掲載し筆者の浜口梧陵に対する思いを読者の皆様に読みとっていただければこの上ない喜びである。
『 過日は浜口梧陵に関する貴重な資料をお送り頂きましてありがとうございました。 梧陵のことを知れば知るほどすばらしい人であったと感動いたしました。梧陵のことや『稲むらの火』と言う貴重な話が日本国内だけでなく、世界中で語り継がれたら素晴らしいことではないでしょうか。  和歌山県教育委員会は、文部科学省に小、中学校の教材として、この『稲むらの火』の話を使うように働きかけていく意向があることを知りました。
また、神戸で開催された「国連防災世界会議」のイベントとして、平成17年(2005)1月22日に人形劇の形でこの話が上演されたとも聞いています。どちらも素晴らしいことと思います。

浜口梧陵写真梧陵の生涯は、社会事業・奉仕の生涯であり、特に村民救済の事業は、献身的でその行為は崇高でさえあります。
しかも、真に重要なことはこの津波の後、梧陵が行った村民救済の事業であり、その献身的で、崇高な行為は格調高い人間の生き方を示していると思われます。従って、このように素晴らしい行いを語り継ぐに、単に『稲むらの火』だけで終わらせてもいいのでしょうか。

『稲むらの火』の話は、村人を津波から救出したところで終わっていますが、その後の広村の村民による復興への情熱、藩に頼らない自立心の鼓舞、「防災対策」として梧陵が中心となって完成させた前代未聞の、しかも世界最初の防災施設・防波堤の構築、さらに住民の「生活支援」も大きく取り上げられた『続編』が編まれることを大いに期待したいと思います。
『続編』の題として、例えば、『村の防波堤』あるいは『五兵衛(梧陵)の堤防』『梧陵(五兵衛)の苦悩』『百世の安堵をはかる』など、いろいろな題で編まれると、なお素晴らしいことと思いますが・・・。 
さらに、この『稲むらの火』話は、単に日本語で『続編』が編まれ、かつ上演されるだけでなく、広く英語やフランス語あるいはスペイン語など諸外国の言語にも翻訳され、上演されるとなお素晴らしいことではないでしょう。(以下略)         』

いろいろな人が好き勝手に「題」を付けて『稲むらの火』の続編を書く。
そして広川町で審査、選定して衆人にその話を楽しませる。何と素晴らしいことではありませんか。
『ドラえもん』の最終章を多くの人が書いていると聞きました。また小生が学生時代、漱石の『明暗』が未完であることを知り、続きを書いてみようと本当に思った時期がありました。
読者の中にはこれと同じように『稲むらの火』の続編を書いてみたいと思う人、あるいは読んで見たいと思う人もたくさんおられるのではないでしょうか。
いかがでしょう、この提案は・・・。みんなで『続編』を書きませんか。  

 横山 豊(よこやま ゆたか)
平成20年(‘08)5月26日 本稿 旧ブログに掲載済。