福島の原発事故で放射能漏れという大惨事が生じ、ハッピー（福）アイランド（島）も大きな災禍に立ち向かっている。これを受けて原発は「存続か、廃止か」と言った議論が各国で巻き起こった。
ヨーロッパでは、イタリアが既に廃止しているが、今回の福島の事故を受けてドイツでも廃止することが決まった。次は日本が廃止するのであろうか。
仮にそうなると、第二次世界大戦の敗戦国、しかも「日独伊三国同盟」の敗戦順に原発を廃止していくことになる。何か歴史の皮肉を感じる。
そして今後、我々の科学技術の歴史は、大きく変わり「人類は、自然との共生」を探ろうとするであろう。太陽光や風力、地熱、水力を初め、潮力やバイオ燃料の開発など、自然エネルギーがもっと重視されていく。
幸いにも日本には、雑草や藻から油を創り出す技術が既にある。あとはヤル気だけ。
今後、日独伊の三国で新しいエネルギー技術が飛躍的に伸びていくことを期待したい。
（九十九 肇）